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電通PRコンサルティングのこれからを牧口社長に聞いてみた

創立60周年を迎える電通PRコンサルティング(以下:電通PRC)。PR会社では老舗だったり、電通グループの一つだったりということは知っているけど、実際どんな社員がいるの?若手も活躍できる?電通PRCの未来はどうなる?など、学生の皆さんが抱くギモンを、若手社員2人(植松、田川)が社長に直撃しました!

※コロナ特別勤務体制のため、ビデオ会議にてインタビュー実施しました。

Profile

株式会社電通パブリックリレーションズ 代表取締役社長

牧口 征弘 (まきぐち まさひろ)

1990年、東京大学法学部 卒業、電通入社。マーケティング局に配属され、その後IMCプランニングセンター部長、1CRプランニング局長、経営企画局専任局長、コーポレートコミュニケーション局長、広報局長などを歴任。2020年3月、電通パブリックリレーションズ代表取締役社長執行役員に就任。
趣味はスタジアム巡りとコンサートホール通い。

インタビュアー・執筆

植松 久美子 (うえまつ くみこ)

2020年4月入社。コーポレートコミュニケーション戦略局パブリックアフェアーズ戦略部にて、外資系旅行関連や国内小売企業の事業支援のため、報道論調分析や各種法規制の調査業務などに従事。
大学・大学院ではジャーナリズムなどを専攻し、記者や通訳者の職業ストレス耐性構築について研究。留学や動画制作サークルにも取り組んだ。

インタビュアー・執筆

田川 泰蔵 (たがわ たいぞう)

営業推進局所属。2015年入社。入社後情報流通デザイン局にてメディアリレーション構築、PRイベントでのメディアプロモート等に従事。その後プランニング&コンサルティング局で、飲料、車、金融など多様なクライアントのPRプランニング・ディレクションに従事し、現在に至る。
大学時代にはジャーナリズムを専攻し、サークルでは動画制作にも取り組んだ。

植松:本日は就活生に社長の思いを届け、電通PRCへの理解を深めてもらうため、田川先輩と一緒にインタビューさせていただきます! よろしくお願いいたします。

 

 

田川:よろしくお願いいたします!

 

 

社長:よろしくお願いいたします。

長期的な信頼を獲得し、現代のPRプロフェッショナル集団となる

――牧口社長が電通PRCの社長に就任してから2年ほどがたちますね。会社の印象はいかがでしょうか。

 

「個性派ぞろい」ですよね。ただ、わりと皆さん遠慮深いのでもっと個性を前面に押し出していってほしいと思っています。一人一人としっかり話すと意外な一面が見えて面白いです。

 

――個性派社員がそろうという電通PRCですが、今後どのような方向性を目指していくのでしょうか。

 

電通グループ内という狭い範囲を超えて、世界でアピールできるぐらいの実績を上げていき、「現代のPRプロフェッショナル集団」であることを打ち出していきたいです。

 

――「現代」といえば、いまはコロナ禍の影響を受け、世の中全体が大きな転換期を迎えています。社長の考える「現代のPR」について、詳しくお話をお聞きかせください。

 

まず、分かってほしい人・企業・商品があったとき、どうしたら他者に理解してもらえるか考え、実行するのがPR。広告に似ている部分もありますが、PRにしかできないこともあります。

しかも、世の中の変化とともにPRの手法も進化を続けているわけですから、自らPRの定義を変え続けていくような仕事の在り方に挑戦していかなければならないと思っています。それが「現代のPR」であり、「次世代のPR」だと考えます。

特にコロナ禍を通し、人と人、企業と生活者とのつながり方が変わり、従来のコミュニケーション方法で通用しない場面が出てきています。例えば、家にいる時間が延びて、何かを選ぶとき、みんな必ずしも従来と同じ情報源に頼ってはいませんよね。だからこそ、絶対の王道パターンはないので、変化の中で模索しながら時代に合った成功事例をつくっています。

 

――PRパーソンは時代のニーズに敏感であり続けなくてはいけませんね。では、「現代のPRプロフェッショナル集団」であるため、電通PRCに一番必要なことは何でしょうか。

 

基本的な話ですが、PR業に関わるプロとしての「信頼」だと思います。この人、この会社に任せておけば、期待した以上の成果を上げ、それを継続してくれるという実績を地道に積み重ねていく。そうして四半期、半期という短期でなく、来年、再来年、5年後、10年後も信頼され続ける必要があります。

 

――コロナ禍のような不測の事態において、会社としてその姿勢に変化はありますか。

 

継続的な実績づくりの点は変わりません。非常時というのは、平時の業務というベースの上に、平時でない業務が加わっている形だと考えているので。

例えば、リスク関連、従業員エンゲージメントなどは、現代ならではの新たなニーズですが、電通PRCが即対応できたのは、平時から学習や準備をしてきたからです。不測の事態への企業対応、いわば継続的な実績づくりは、平時に戻ったときも継続して頼りにされる存在たり得るかにつながります。

 

 

 

社員は業務以外の雑談をするぐらいの“隙”を持っていて丁度いい

――社長は社員を知るために1on1面談にも取り組まれていますが、社員の雰囲気について気付きがあれば教えてください。

 

話してみると意外な一面がある社員が多いんですが、テレワークでこの1年間、それがなかなか共有・更新されないのが気になりました。どういう人か分かると仕事もしやすくなりますから。最近の面白かったこととか、いまの自分が去年よりどう変わったかとかを、共有するための雑談は大切なので、ほかの人が話し掛けやすい「気の余白」を残しておかなきゃいけないと思います。

 

田川:いまのお話でいうと、私が新入社員の頃「新入社員は先輩のところへ直接行って積極的に話し掛けなさい」と言われていました。ただ、実際行ってみると忙しそうな先輩へ話し掛けるのが難しく、隙を探していたことを思い出しました(笑)。

 

はい。隙がないのはダメです。コミュニケーションを生業としているということは、世の中のことを肌感覚で分かってなきゃいけないので、業務以外の情報や空気感を取り入れる余裕を残しておくのは重要だと思います。

 

 

社会貢献を起点に仕事をやれば利益はついてくる

――最近若い人たちもSDGsや社会問題に興味を持ち、仕事で社会貢献したいという意識が強い気がします。その意識と会社の利益追求という目的がぶつかることはあると思われますか。

 

社会貢献と利益追求は両立しなくてはいけないし、本来両立すべきものです。個人的に、利益は追求するべき目的ではないと思っています。

仕事は、自分の能力や資質をもって、いかに社会の発展に寄与できるかというところから始まります。その集合体である企業を存続させるために利益は必要ですが、もし社会に役立っていなければ金銭的にマイナスになって当然だと思います。

利益至上主義の人たちからは甘いと言われそうですが、やるべきことをちゃんとやっていたら利益はついてくるものなのです。

 

―― なるほど。利益の心配をし過ぎるより、まず時代に合った社会貢献の仕方を考えていく方が重要なのですね。

 

 

理不尽さですら、仲間と諦めずに切り抜けることが実社会の面白さ

――仕事は毎日のことなので、学生も若手社員も、やりたいことに挑戦でき、できるだけ希望を持って楽しく働くことのできる職場に憧れると思います。電通PRCはやりたいことに挑戦できる環境なのでしょうか?

 

やりたいこと、好きなことをやる権利は入社初日から用意されているのではなく、自分で獲得するものです。社員として、まずは会社の義務を果たすことから始まり、それから好きなことを仕事につなげていく権利を得られます。

ただ、それだけで好きなことは実現できないんです。実社会はすごく不条理で、不合理で理不尽だから。それを理解して、「べき」論だけで物事を進めようとするのではなく、一緒に切り抜けていくために仲間の支援を新たに獲得していかなくてはいけません。

 

――周りを巻き込む力が重要ということでしょうか。

 

はい。でも理解の獲得は大変です。社会的意義がものすごく大きいし、「うちの会社が今やらないと他社にやられちゃう!」と感じることもあるかもしれません。

ただ、うまく分かってもらえないとき、人のせいにして諦めて、自分の思いや活動を止めてしまってはいけない。ある方法がダメなら、ほかの攻め口を試す、切り替えが必要です。自分がやりたいのだから、その情熱は自分にしかない。他の人たちがその思いを共有していないところから、仲間づくりは始まります。諦める癖をつけず、ゴールを見つめて模索する経験を積めば、人として成長できるのです。

 

――やりたいことを持って入社する、あるいは社内で持つことはもちろん良い。一方で電通PRCにあるリソースを生かし、それを実現できるかは自分次第なんですね。

 

理想通りの世界ではなくても、苦悶(くもん)・苦闘して切り抜けていくことが、実社会の面白さです。そして一人一人の経験から生まれる言葉こそが、人の心を動かす説得力につながるのだと思います。

 

――田川:社長のお話は、入社7年目(※2021年1月現在)になる僕にとっても重要ですし、若手社員をはじめ、挑戦したいけどもやもやしている社員全員の心にも届いてほしいです。

 

 

成功の確率が五分五分でも挑戦する人がいっぱいいる会社にしたい

 

――社長自身が電通PRCで挑戦したいことはありますか。

 

橋がない小川があって、ジャンプしなきゃいけないとき、届く確率が五分五分でも、飛ぶ人がいっぱいいる会社にしたい。これが社長としての挑戦です。

届かずに手前で落ちたらダメだと考えず、思い切り飛んで、届かなかったらなるべく派手に失敗して笑いをとってほしい。その方が見ている側も面白いし、次も応援したくなるので。そういう会社にするためにも、根が真面目な皆さんが仕事ばかりして、「失敗しちゃいけないかな」って思い詰める度合いが上がっていかないようにしたい。

仕事と普段の人格が100%一致するのは、必ずしも幸せであるとは思えません。仕事の場面に応じていろんな顔を使い分けていく方が、楽しく働けると思います。

 

――そんな会社づくりに必要な人材について教えてください。

 

新しいことにあまり恐れを抱かない人。程よく楽観的で、失敗から学ぶ意欲のある人です。いまどき、事前に成功が約束されていることはほぼなくて、運が良くて五分五分。そこに打って出るとき、失敗する確率が高いしやめようと思うなら、電通PRC向きではないかもしれない。

大抵失敗するんですけど、成功確率は失敗から学んで上げていけばいいので。その失敗も、ほかの社員にとっても学びの宝庫なので、共有してチーム力の向上にもつなげられるとなお良いです。

 

植松: 大変勉強になりました。私もそのような人材に成長していけるよう精進いたします!