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世界一のPRパーソンになれるチャンス?!“ヤングカンヌ”って何?

若手の登竜門と呼ばれるコンペティション「ヤングカンヌ」に挑戦し、ブロンズを獲得した社員にインタビュー!

広告・PRの世界にはさまざまなアワードが存在し、当社も毎年国内外のアワードを複数受賞しています。(くわしくはこちら

広告やPR業界を志す学生の皆さんの中には、「自分の手がけたプロジェクトで賞を獲るぞ!」と夢を持っている方もいるのではないでしょうか?
とはいえ、若手だとなかなか賞なんて獲れないのでは・・・?と感じる方もいらっしゃると思います。でも、そんな若い皆さんだからこそ挑戦できるアワードがあります。それが“若手の登竜門”とも呼ばれるヤングライオンズコンペティション、通称「ヤングカンヌ」。

今回は、その「ヤングカンヌ」のPR部門に挑戦し、国内予選でブロンズを受賞した岡社員・木村社員にインタビュー!「ヤングカンヌ」にかけた熱い思いや、裏話、実際の業務との関わりなどを伺いました!

Profile

プランニング&コンサルティング局

木村 和貴 (きむら かずき)

2011年にインターネット広告会社に入社し、デジタルマーケティング、広告運用、新規事業立ち上げを経て、2016年に電通PR(現:電通PRコンサルティング)入社。グループ会社のブラーブメディア社へ出向し、ビジネスメディア『AMP』を創刊。編集長就任。国内外のスタートアップ、テクノロジー、カルチャーに関する取材・編集に加え、イベント登壇やメディア出演などでも活動。2019年3月よりNewsPicksカテゴリおすすめピッカーに選定。
2020年1月よりコーポレートブランディングを担当。2021年1月よりプランニング&コンサルティング局所属。
経済産業省クールジャパン大賞(2012)、宣伝会議賞 協賛企業賞(2013)、販促会議企画コンペティション ゴールド(2016)、カンヌライオンズ ヤングPR部門 国内ブロンズ(2019)などを受賞。[経営管理学修士/MBA、上級ウェブ解析士、GAIQ]/ヤングカンヌ2019挑戦時30歳

プランニング&コンサルティング局

岡 友也 (おか ともや)

2011年に入社以来、メディアリレーションズ部門、PRプランニング部門、電通 7BP局常駐、電通 PRプランニング局出向を経て現局に配属。
これまでファストフード、飲料、自動車、プロ野球、玩具、出版社などのPR戦略立案~実施を一貫して担当。第70回広告電通賞 アクティベーション・プランニング セールス部門 優秀賞(2017年)ヤングカンヌライオンズ PR部門 国内ブロンズ(2019年)PRアワードグランプリ ゴールド(2019年)などを受賞。日本パブリックリレーションズ協会認定PRプランナー。
/ヤングカンヌ挑戦時30歳

<ヤングライオンズコンペティション(通称:ヤングカンヌ)とは?>

 

 

世界にある数々の広告・コミュニケーション関連のアワードやフェスティバルの中でも、エントリー数・来場者数ともに最大規模を誇る「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」。その30歳以下の部門のコンペ形式のプログラムを「ヤングカンヌ」といい、コミュニケーション業界における若手の登竜門とされています。

 

 

PR部門のほか、フィルム部門、メディア部門など全部で6つのカテゴリーがあり、PR部門では、環境問題やジェンダー、移民問題などの社会課題を解決するコミュニケーションアイデアを出し、国内予選で1位になったペアがその国の代表として世界と戦うことができます。かなり狭き門ですが、同じ課題設定の下、世界を舞台にフラットに戦うことができるので、みんなが狙いにくるアワードです。

最高にチャレンジング。受賞することで後輩に「やればできる」ということを証明し後押ししたい

まずは、なぜヤングカンヌにエントリーしようと思ったのですか?

木村 和貴さん(以下:木村)

もともと大学1年生のときからコミュニケーションデザインが大好きだったんです。過去に宣伝会議賞、販促コンペなどで受賞し、残る大きな賞のヤングカンヌも絶対に獲りたいという熱い気持ちがありました。 ヤングカンヌ自体は4-5年前、前の会社にいた頃に初めてエントリーしました。通常のカンヌって実際に行われた施策に対するアワードなので、クライアントの状況や予算などがばらばらで、横並びで比較するのは難しいんですよね。でもヤングカンヌは30歳以下の若手が、全く同じお題や条件の中でプランニングしていくので、本当に実力勝負ですし言い訳もできないので、最高にチャレンジングなステージだと思います!

岡 友也さん(以下:岡)

4年前くらいから、自分の“力試し”として受けていました。ただなかなか通らず、悔しい思いをしていたんです。昨年はヤングカンヌに出場できる最後の年だったので、絶対代表になりたいと思っていました。 同い年の木村君とは会社の野球部も一緒で仲が良かったし、以前からヤングカンヌに本気で取り組んでいたことを知っていたので、ラストイヤーに2人で力を合わせればきっと代表になれる!と思って、声を掛けて2人で出ることにしました。 また、ヤングカンヌにエントリーするPRエージェンシーの若手をもっと増やしたい!後輩にもどんどんチャレンジしてほしいとも感じていました。僕らが受賞することで「やればできる」ということを証明して後押しできたらなと思っていました。

“人が動くとき”を徹底的に考え抜いた

どんな企画をしたのですか?

今回のテーマは、「フェアトレード製品の認知向上・販売促進」これをグローバルで実現するためにはどうすればよいか、というものでした。

 

 

国際基準にのっとったフェアトレード製品は、「フェアトレード最低価格」と生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」を生産者に保証しているため、一般的な製品より値段が高くなる傾向があります。 製品自体はフェアトレードではないものと差がないのに、どうやって値段が高いフェアトレード製品を買ってもらうか、ということがポイントの難しいテーマでした。 僕たちは、生産者が過酷な状況下で働いていることをいくら世の中に伝えても、継続的な購買までは結び付かないと感じました。そこで、どういうときに人は値段を気にせずモノを買うのか、つまり”人が動くとき”を徹底的に考えました。

 

 

そこでたどり着いたのが「愛する人や、大切な人にプレゼントをするとき」です。こういう時は、普段よりは値段を気にしないですよね。 さらに調べると、フェアトレード製品の中に「バラ」があることが分かり、かつバラの花言葉は世界共通で「愛」だったので、バラによって「愛」を伝える最大のモーメントであるプロポーズに絡めたらどうだろうと。そこで最終的にアイデアとして生まれたのが、「バラの花言葉を変える」というものです。フェアトレードのバラの花言葉は“真実の愛”、フェアトレードではないバラの花言葉は“偽りの愛”とすると、プロポーズの時に、値段が高くてもフェアトレードのバラを購入してくれるだろうと思ったんです。

 

 

プロポーズを通じて、フェアトレード製品を購入すれば、今後も大切な人に何かプレゼントをするときは、フェアトレード製品を買おうという意識が生まれるきっかけになると思い、長期的な展望も視野に入れて企画を考えました。

木村

ポイントとして、「実際に人々の行動が変わるか」「グローバル展開できるか」「持続性があるか」「現実的か」「アイデアがシンプルで力強いか」「コンタクト・ポイント(ターゲットとの接点)が工夫されているか」「前提となる課題設定やターゲットインサイトが核心を突いているか」などはかなりこだわりました。

今ある花言葉を変えるってすごいアイデアですね!企画を考える上で日頃の業務の経験は活かされましたか?

日々仕事でも、世の中の人がどのような反応をするかの逆算で考えているので、そういう部分が活かされました。僕たちの企画でいうと、まっとうな理由とともに“花言葉が変わる“というのは世の中が反応してくれそうだと思っていました。具体的には、どのようにメディアが取り上げてくれるか、ソーシャル上で話題になるかも意識しながら企画を考えたのが良かったのかなと思います。

木村

もう一つ、PRはファクト(裏付けとなる事実)重視なので、ファクトを使うというところも業務が活かされた部分だと思います。今回の企画では、花言葉を実際に変えた過去の事例などを用い、ファクトをベースにしてプランニングしているので、フィジビリティ(実現可能性)も押さえた上で共感できるアプローチにすることで、聞き手の心を動かせたと思います。

英語の壁があってもやればできる!まずはチャレンジ!

ヤングカンヌにエントリーするに当たって、何か会社からのサポートはありましたか?

木村

エントリーにかかる費用をサポートしてくれたのは本当にありがたいですよね!(笑)また、社内で課題に取り組んでいる時間は業務の時間として申請できます。そういった仕組みとしてのサポートもあれば、海外案件を多く手掛けるグローバルコミュニケーション部の方々に英語でのプレゼンテーションのポイントなどをレクチャーしてもらうなど、自分の成長につながるような学習機会もあります。とても充実していると思います。

また、普段から社内ではPRの勉強会が頻繁に開催されているので、国内外のPR事例をたくさん学ぶことができます。こうした会社のサポートや日頃のさまざまな機会を自分たちの企画に活かし、ブラッシュアップすることができました。

周りの社員の方々も応援してくれて、ヤングカンヌに集中できるような環境を作ってくれたりなど、後押しもしてくれたので頑張れました。受講料がかかるような社外の勉強会やセミナーなども会社の補助で受講できるなど、普段からサポートが手厚いと思います。

資料もプレゼンも全部英語なんですよね…英語は得意だったのですか?

木村

英語はそんなに得意ではないのですが、これまでに海外30カ国程度に行ったことがあり、コミュニケーション能力は高いと自負しています。なので、何とかなると思っていました(笑) 実際、英語の能力が高い人でも、プレゼンが苦手だと審査員の前でうまく伝えられなかったり、質疑応答で詰まってしまったり、実力を出し切れないと思います。自分は英語が得意ではありませんが、コミュニケーション能力には自信があったので、プレゼンではたくさん話しました。

確かに本番、木村君が堂々とプレゼンして流れを作ってくれたので、自分のパートに入りやすくなり、心強かったです。僕は、英語は好きな方で普段から勉強などはしていたんですが、流ちょうに話せるレベルではありませんでした。なので、この言い回しで相手にきちんと伝わるかなどを事前に丁寧に確認しました。審査会の質疑応答ではリスニング力も必要ですね。実際、僕たちはプレゼンのみならず、想定質問の洗い出しと受け答えなどを何度も練習したので、自信をもって臨むことができました。

木村

とはいえ、やはり英語力が僕たちの足を引っ張ったので、グローバルに興味がある人や英語が得意な人は、チャンスです。たぶん、もっと英語ができていたら優勝できたんじゃないかと思います(笑)。英語が得意な人は挑戦しない理由がないですね。

受賞をきっかけに個人として社内外から評価されるように!

ヤングカンヌの日本予選でブロンズを獲ったことで、身の周りに変化はありましたか?

日本代表にはなれませんでしたが、ブロンズを受賞したことで、会社など所属する組織で評価されるのではなく、個人として社内外から評価してもらいやすくなるな、とは感じます。実績ができたことで、新しい仕事に声を掛けてもらいやすくなりました。

木村

ヤングカンヌのファイナリストとのつながりがその後できたことで業界の人脈がひろがったことや、カンヌ現地での経験を、いろいろな会社のセミナーなどに呼んでもらって話す機会が増えました。またヤングカンヌは社会課題に関するお題が多いので、自分自身の社会問題への意識も変わりました。さらに、挑戦するにあたっていろいろな入賞作品を見たり、勉強したりしたのでアイデアの引き出しが増えました。

新たな目標はカンヌライオンズ本選で受賞すること!

今後の目標は何ですか?

岡・木村

カンヌライオンズを実務で受賞することです!ヤングカンヌはコンペ形式だったので、今後は本選に自分の手掛けた仕事でチャレンジしたいですね!

木村

あと、今は国内でカンヌの受賞作品を題材に勉強会を開くことはあるのですが、カンヌという場所で勉強会を開催してみたいです。実はもう準備はできているのですが…(笑)

PRの可能性は無限大。ぜひ一緒に何かやりましょう!

最後に就活中の学生にメッセージをお願いします。

木村

PRには可能性がとてもありますし、社会の変化を考えるとPR視点がとても大切です。僕も勉強中なので、一緒にPRについて語り合いましょう! 特に、ヤングカンヌなどのコンペティションに興味がある方は、絶対にチャレンジし続けたら結果は出るので環境や周りのせいにせず挑戦してほしいです。

一番大切なのは気持ちで、自分にストイックになれるかどうかですべてが決まります。周囲から笑われてもいいので、貪欲にやり続けることが大事です。それこそ、Stay hungry, stay foolishです。また、本気でチャレンジしたときこそ、自分がレベルアップする瞬間だと思います。その繰り返しで、どんどん自分が成長していきます。

この会社は挑戦できる環境が整っていますし、後押しもしてくれます。PRの可能性は無限大なので、ぜひ一緒に何かやりましょう。 コンペティションは難しいとか時間が無いとかで、諦めてしまう人も多いと思うのですが、諦めずにやり続ければ結果は出ると体現できたので、皆さんにもずっと挑戦し続けてほしいです。

英語力や、PRや国内外さまざまなジャンルの知識が必要だったりと、一見ハードルが高そうな「ヤングカンヌ」ですが、若い皆さんだからこその発想力や知識が生かせるチャンスでもあります。そして、本選で優勝した暁には「世界一の若手PRパーソン」の称号を得られ、世界中から注目される存在になれます!実際、2019年のヤングカンヌの世界一は日本のチームが獲得しています。電通PRコンサルティングとしても、「世界のPRパーソン」の輩出を全力でサポートします!ぜひ電通PRコンサルティングでPRを学びながら「世界のPRパーソン」を目指しちゃいましょう!

<執筆>木村 佳乃子、萬石 隼斗、森田 麻由奈