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Saito Daisuke

齋藤 大輔 / 2021年入社
統合コミュニケーション局
データストラテジー部

現在の業務について簡単に教えてください

2021年に入社し、2022年12月まではコーポレートコミュニケーション戦略局(現在のステークホルダーエンゲージメント局)のリサーチ&コンサルティング部(R&C部)に所属しておりました。そこではデータコンテンツ開発を中心に報道論調分析やソーシャルリスニングなど、調査関連の業務を行っておりました。調査は、PRを行う上で説得力を増すよりどころとなるファクトを生み出す業務ということもあり、コーポレートコミュニケーションを主な業務とする局の所属ではありましたが、マーケティング・コーポレート領域という境目にとらわれることなく、幅広いクライアントの業務に携わることができました。2023年1月からは統合コミュニケーション局(IC局)データストラテジー部に異動しました。体制は旧R&C部とほとんど同じということもあり、基本的な業務はこれまでと大きくは変わっていないのですが、これまでに比べ、よりPRの軸となるようなデータを生み出すことができるよう勉強しているところです。

現在の業務で面白いところ、難しいと思ったところ、やりがいなど

まず面白いところは、ゼロから情報発信のネタを生み出せるところです。クライアントの新製品や新サービスは一朝一夕で完成するものではなく、常に発信できる情報を持ち合わせているとは限りません。そんな時に調査という手法をとれば、時流を捉えた「新鮮な情報」をつくり出すことができます。実際の業務では事前のリサーチや打ち合わせを通して調査結果の仮説を立て、そこから逆算して調査項目を作成するのですが、調査結果が仮説通りに出ていると「世の中の空気」を読んだような感覚になれます。これが調査の面白いところであり、やりがいでもあります。
逆に難しいところは上記の裏返しですが、いつも思った通りの結果が出るわけではない、ということです。どんなに事前リサーチや打ち合わせを重ねても、それは結局「仮説」でしかなく、良い結果が出るかどうかは実際に調査をかけてみないと分かりません。想定していたストーリーとは全く異なる調査結果が出てしまうことも多々あり、そんな時に出た結果ありきでストーリーの修正をするのは非常に難しい作業です。

今までで思い出に残っている仕事はありますか?

ある総合電機メーカーの案件で、初めて企画提案から調査リリースの作成まで一気通貫して行った案件が最も思い出に残っています。それまでは先輩社員に付き、頼まれた作業をコツコツ進める、というような仕事の仕方をしておりました。しかしその案件で初めて全体の進行も担当することになり、自らが能動的に仕事を進める経験を積むことができました。調査企画の提案書作成から、調査の実施、調査結果を基にしたリリースの作成、リリースにコメントを寄せていただくKOLへのインタビューなど、協力会社ともやり取りをしながら一連の業務を実行しました。中でも、その調査リリースが配信された後、お世話になったKOLの先生からねぎらいのメールを頂けたことが最も心に残っています。

電通PRCってどんな会社だとおもう?魅力はどこ?

電通PRCは「自分の興味・関心の幅が広がる」会社だと思います。この会社には多様なクライアント、多様な業務内容に加え、多様な得意分野を持つ社員が所属しています。時には全くなじみのない企業・商品・サービスにまつわる仕事に携わることもありますが、それを機に自分の好きなコト・モノが増えることもあり、知らないことを知れる機会が非常に多いと感じています。年を重ねるにつれ多くのことを経験し、自分の考えや興味の幅が固定化されてしまうことは多いかと思いますが、この会社ではきっとそうはならないのだろうなと思っています。いつでも新たな経験をすることができ、フレッシュな気持ちでいられるところがこの会社の一番の魅力です。

電通PRCに入社を決めた理由は?

明確に「これ」という理由はなく、採用サイトや会社説明会、面接で社員の方と話した時に感じた雰囲気などなどが少しずつ影響して最終的にこの会社に入社を決めました。社会人経験がない中で企業選びを行うというのは非常に難しく、断片的な情報をつなぎ合わせながら「なんとなく良い!」を探していたようなイメージです。ただ採用サイトや会社説明会での「情報」のインプットももちろん重要でしたが、面接の場で社員の方とお話しした時に感じた直観を大事にしていたように思います。

学生時代にやっておいて良かったことは? あるいは学生時代にやっておけば良かったな、と思うことは?

学生時代にやっておいて良かったことは体育会ヨット部での活動です。結果を残すことを第一に考え、チームで共同生活をしながら乗り越えた4年間があったからこそ、簡単に諦めない姿勢が身に付いたと思っています。何事もそうですが、続けないと見えてこない、分かるようにならないことは多いと思います。自分自身がとても不器用で、新たに何かを習得するのに時間がかかる分、根気強く続ける姿勢が生かせるのではないかと思っています。逆にやっておいた方がよかったと思うことは「何もしない日」をたくさんつくるということです。毎日毎日自分の予定を入れてしまうと、結局は自分の考えている範囲のことしか起こらないような気がします。せっかく時間があるならば、何も決めずに、なすがままの毎日も過ごしてみたかったなと思います。

今後やってみたい仕事や目標はありますか?

今後の目標は「なんでもやってみる」です。実は入社当時に心の中で考えていた目標は今と真逆で、特定の分野に特化した職人のような存在になる、というものでした。ですが、これまで2年ほど電通PRCで仕事をしてみて、何か特定の分野に絞ってしまうのではなく、まずは何でも挑戦したいと思うようになりました。もちろん「職人」的な働き方の良いところはたくさんあるのですが、せっかくこんなにも多様なクライアント、多様な業務、多様な社員の方に囲まれているのであればそこに飛び込む他はないと今では思っています。もちろん自分の好きなモノ・コトに関する仕事ができればうれしいですが、そうでないとしても「食わず嫌い」はしないことをモットーに仕事と向き合っていきたいと思います。

就活生にひとこと!

自分の就活を振り返ると、一つ一つの面接に対しては全力で準備をした一方で、その結果に対しては絶対に気負い過ぎないようにしていました。努力が必ず報われるとは限らないのが就活で、それに振り回されるとつらくなってしまうのでこのぐらいの気持ちがちょうど良かったように思います。自分のコントロールできる部分だけに集中して取り組み、後悔なくすっきりと就活を終えてほしいなと思っております。ベストを尽くせることをお祈りしております!